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CROSS TALK座談会

さあ、
これからの菱熱を語ろう。

これからの建設業はどう変わっていくのか?
菱熱で働く醍醐味って何だろう? そして未来にはどんな展望が?
菱熱でキャリアを積んできた5人が部門を超えて本音で語ります!

SPEAKER

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    機器本部 機器部 課長代理 ⼋⽊ 和也 平成22年度入社
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    技術本部 
    環境ソリューション部 課長代理
    ⼩栁 陽⼀ 平成21年度入社
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    営業本部 営業部 課長代理 三﨑 剛 平成19年度入社
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    工事本部 工事管理部 主任 野村 幸 平成28年度入社
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    工事本部 工事1部 課長代理 松尾 英史 平成19年度入社

菱熱は九州の
ランドマーク的な建物に携わる会社。
自分もこういう仕事に
関わりたいと思った。

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ー 菱熱に入社を志望した頃の話を
  教えてください。

八木 : まず、地元の福岡で働きたかったんです。で、学生時代にサイクルショップで接客販売や修理のアルバイトをしてから、自分で手を動かす仕事に就きたいと思うようになって。菱熱は設計から施工、アフターサービス、メンテナンスまで一貫して行っているのが強みでしょう。手を動かせて接客のスキルも活かせるからちょうどいいなって。

小栁 : なるほどね。僕はもともと建築に興味があって、大学の専攻も建築分野でした。菱熱の存在を知ったのは、就職活動中に先輩たちの就職先を調べていた時。九州のランドマーク的な建物に携わる会社だったし、自分もこういう建物に携わる仕事がしたいと思いましたね。

野村 : 私も大学が建築学科で、建築系の就職先を探す中で菱熱を知りました。会社説明会に参加した時に聞いた「建設業はずっとなくならない仕事です!」という言葉が印象的で、ここで技術を習得できたら一生食べていけるかもしれないと思って。八木さんと同じで地元の福岡の企業だっていうのも魅力でした。

松尾 : 自分も同じ。地元が福岡だから、ずっと九州で仕事をしたいと思ってた。親が建設業に携わっていたということもあって、高校は建築科に進学。菱熱は当時の先生が薦めてくれた会社だったから、良さそうだなと。卒業してすぐに入社しました。

三﨑 : 僕の場合、地元は福岡じゃないし、大学までずっとスポーツをしていて学科も文系。ただ、大学の就職課に相談した時に「九州にいい企業があるよ」って薦めてもらったのが菱熱だった。ちょうど父も三菱系の企業に勤めていたから、これも縁かなと。入社に迷いはなかったです。

建物の中に工事に携わる人全員の思いを入れている。
だから、100棟あれば100通りの建物ができる。

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ー 所属している部門の役割と、
  仕事の醍醐味を教えてください。

三﨑 : では、営業部の私から。営業部は物件の規模や動かす金額も大きく、菱熱の柱となる部門だと思ってる。特に本社の営業は自分たちがコケたら会社全体も大打撃を受けるという部門なので、失敗できないというプレッシャーはすごい(笑)。ただ、プレッシャーが大きいほど、うまく仕事に結びついて施工まで無事に完工を見届けた時の充実感も大きくて、ここが醍醐味かな。

野村 : その施工現場で使う「施工図」という図面を作る部門が私のいる生産設計課です。施工図にも良し悪しがあって、ミスがあったり分かりづらかったりする施工図は現場の混乱につながります。良い施工図を作るには現場のことはもちろん、図面や技術を正しく理解していないといけなくて、そこが難しさでもあります。技術の習得も大事だから日々勉強ですね。

小栁 : どの部門も知識や技術のアップデートは不可欠。環境ソリューション部も同じだよ。うちの部はゼネコンや建築会社を通さず、建物のお施主さんに直接空調の更新を提案するので、先方のご意見をうかがいながら自分の考えや思想を盛り込んだ設計計画ができる。ここにひとつの醍醐味があります。自分の思いが入った建物が形になっていくのは建設業で働く人にとって誇りであり、大きな感動ですよね。

松尾 : 本当にそう!まず、スケールの大きなものを造る仕事は、建設業とか造船業とか、ある程度業種が限られるよね。自分は工事部ですが、建設業のおもしろさは、100棟の建物があれば100通りの建物ができるところにあると思う。これは、建物がAIでもコンピュータでもなく人が造るものだから、なんだよね。それに建物は建てる土地や環境、建設に携わるメンバーによっても、まったく違う。大きな説明書はあるけど、その中身は現場で働く人の意見や考え方、ひらめきを取り入れて造り上げていく。だから、現場監督として全体の進行を管理する私たち菱熱のメンバーは、建物に工事に携わる人全員の思いを入れるぞっていう気持ちでやってます。

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八木 : だとしたら、建物と一緒にその思いを守り、長く維持するのが機器サービス課の役目かも。うちの課ではエンドユーザー様と直接やりとりをして、アフターサービスやメンテナンスを行い、円滑に設備を使えるようサポートしています。空調っていつも正常に動いてほしいものだけど、どうしても壊れたり故障したりすることがある。そこで、定期的にメンテナンスをし、より長く使えるような整備プランを提案することも必要なんですよね。

松尾 : いかにお客さまに寄り添ってアフターケアできるかが、信頼につながるってことか。どの部門も人と人とのつながりや、仕事に携わるメンバーの思いがキーになる。よく建設業は地図に残る仕事っていうけど、それプラス、自分たちの思いも一緒に残っているんだよね。そのあたりがわれわれの共通の醍醐味かな。

八木 : 「すぐに修理してほしい」というオーダーもあるから、機器サービス課は基本的に24時間体制。お客さまから感謝されることも多く、「ありがとう」「助かった」という心からの言葉をいただけることも大きな励みです。

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3Kから新3Kへ。建設業界全体が働き方を見直す今、
菱熱は社員ファーストで改革を進めています。

ー これからの建設業はどう変わりますか。
  また、菱熱ではどのような働き方改革が行われていますか。

松尾 : 建設現場で最も難しいのは、人間関係の築き方。人と人とのつながりこそが仕事の要でもあるんだけど、だからこそぶつかり合う時もある。それに、就業規則の時間内で仕事を終えなくちゃならないから、常に時間に追われている感じはあるかな。限られた時間の中でどうやって仕事を収めていくか、調整するのはなかなか難しい。

小栁 : 確かにそうですね。少子高齢化の今、建設業はどこも担い手が不足しています。さらに、2024年からは建設業でも時間外労働の上限規制が適応されるようになる。だから、業務の効率化、働き方改革は喫緊に解決すべき課題。たとえば、適正な工期かどうか見直していかないと、松尾さんが言ったように現場にしわ寄せがいってしまいがちですよね。こうしたネガティブな要素は建設業全体で改善しなくちゃいけない。このような状況の中、亀井社長が日本空調衛生工事業協会の理事、九州支部長、福岡県空調衛生工事業協会の会長に就任されてから、業界として各企業の力を1つにまとめ、建設業における関係組織や団体に改善に向けた取り組みを要請されており、新しい人が働いてみたいと思うような魅力ある業界作りに尽力されています。
その社長が率いる菱熱は、設備工事業界に関心のある人にとって働き甲斐のある会社となれるよう給与アップのための生産性向上や、労働時間を短縮するための業務効率化に向けた諸施策に取組み、業界を率先して働き方改革に努めています。

三﨑 : そう、菱熱もそうだし、業界全体も魅力ある業種を目指して変わろうとしているのは確か。昔の建設業のイメージは3K「きつい・汚い・危険」だったけど、これが新3K「給与・休暇・希望」に長けた業界だと、イメージが変わっていったらいいよね。

松尾 : 確かに現場の仕事はきつい一面もあるんだけど、それを上回る達成感があるのも知ってほしいな。正直、ラクな現場よりきつい現場の方が印象に残ることってありません? で、「あの時は大変だったなぁ!」なんて笑ってみんなで話せる時が来て……個人的にはそれがいちばん楽しい時間ではあるんだけどな。

三﨑 : 分かるなぁ、その感覚。たぶん、仕事のモチベーションが上がる会社なら、きつい場面も頑張れる。そういう意味では、菱熱は社員ファーストな会社だと思うんだよ。社員が働きやすいようにハード面、ソフト面ともに率先して変えてくれてるから。例えば近年オフィスリニューアルが行われたけど、その目的が働き方改革を念頭に置いての労働環境の改善・整備や社員の憩い・コミュニケーションの場を作ること、更にICT を活用した生産性の向上と業務効率化だった。新しいオフィスはその通り社員にとって働きやすく、生産性の高い職場環境で、特に明るく風通しのいいレイアウトになったから、違う部門同士でもコミュニケーションが取りやすくなったよね。それにさっき少し話に出たことで、2023年10月に賃金規定を改定したでしょう。私が入社して初めての基本給のアップで、仕事のモチベーションにもつながる要素じゃないかな。同じくモチベーションが上がったのは、9月末の臨時手当だったよね。これも皆で頑張って会社の業績を上げたことで還元されたもの。だから益々頑張れる。ただし、さっき言ったように会社から頂くためには、皆で頑張ってその原資を稼いでいくことが重要だから、このために色々と考えて行動することが大事だよね。

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野村 : そうですね。私は8年前に入社して、産休・育休を2回ずつ取らせてもらいました。産休や育休制度がしっかりしているのは、長期的な働き方を考える上でもとても助かります。上の子どもの時は1年間、下の子どもの時は半年間、それぞれお休みをいただいて、子どもに手がかかる今は特別に在宅勤務で働かせていただいています。確か、男性社員も育休を取っていますよね?

小栁 : そう、確か工事部の男性社員が育休を取ってたよね。我が家もつい最近2人目の子どもが生まれたんだけど、今回出産祝金の改定が行われて、金額が大幅にアップされたことで家計が大助かり。また、上司が「育休制度もあるよ」と薦めてくれて。男女を問わず社員の子育てを応援してくれているんだなと思いました。そうやって今どんどん福利厚生が良くなってきており、会社にとても感謝しています。

八木 : 安心して長く働ける環境が整うと、仕事の質も高くなりますよね。だとしたら、これからの課題は技術の継承かな。今の菱熱は、50代以上の先輩方と20代の若手が多いでしょう。先輩方の確かな技術をいかに若手に継承していくかを考えないと。サービス部門ではOJTなど上長と新入社員が組んで現場で動くようにしているし、機器サービスでは教え方も人によって違いが出ないよう、工具の扱い方などは書面だけではなく動画で視覚的に理解できるようにしています。みなさんの部門はどうですか?

小栁 : うちの部門も優れた技術力を持つ65歳オーバーの先輩が多いので、新入社員のためのカリキュラムのフォーマット作成をお願いし、技術相談にも随時対応してもらってます。

野村 : 私のもとにも現場勤務の若手社員から「先輩が作図してくれるから自分で施工図を描くチャンスが少ない」という相談が多く寄せられます。ですから今、オンラインで画面を共有しながら施工図の作成方法やCADの操作方法を一緒に学んでいます。若手社員からもすごく好評ですよ。

松尾 : 菱熱は社員数が約300人。正直、大企業ほど社員は多くないけど、学歴を傘に威張るような人もいない。コミュニケーションが取りやすいアットホームな会社だから、キャリアを超えて声をかけあい、成長できるんだと思う。工事部も120人くらいで、ひとつの悩み事をみんなが同じ目線で考えていける。これは菱熱が大企業に負けない強みだよね。

三﨑 : そうやって社員全員が成長しながら、全社一丸となって収益の確保つまり、基本給の見直しや臨時の手当をいただくために必要な原資を稼ぎにいかないとね。目先だけじゃなくて、部門最適ではなくて全社最適、各部門コミュニケーションを密に取りながら努めていかないと……と、今話をしながら気を引き締めてます(笑)。

失敗もある。プレッシャーもある。
でも、経験を積むほど
やっぱり次に挑戦したい。

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ー 仕事をする上で
  転機となった経験を教えてください。

松尾 : 仕事を覚えたての2、3年目の頃かな。「現場監督」という立場を勘違いして、自分が現場の監督なんだからと目上の職人さんたちにも上から目線の接し方をしていたんだよ。当然、現場の空気も悪くなって「これじゃあいい建物なんてできるわけがない」と深く反省。言葉使いとか打合せの内容とか、仕事のやり方をすべて見直したところ、現場でのやりとりがすごくスムーズになったんだよね。あぁ、自分が変われば周囲も変わるんだなって。それに、現場の人間関係が良いと、絶対に建物の品質も良くなるの。ここに気づけたのも、若い頃の勘違いがあったからかもしれない。

八木 : 失敗から学ぶことってありますよね。僕も若い頃はスケジュール管理が甘くて、メンテナンス作業のダブルブッキングをした経験があります。われわれの仕事はお客さまと直接やりとりしますので、一度の失敗で契約を切られることもある。つまり、諸先輩が積み上げてこられた信頼を一気に崩してしまう恐れがあるんですよね。そこから自分が会社の代表だと思ってお客さまと接するようになりました。

野村 : 責任感が芽生えた経験ですね。私の場合は生産設計課の配属から1年くらいたった頃、現場担当者が決まっていない物件の担当を任されたことがありまして。初めてゼネコンの担当者さんと打ち合わせをしたんですが、間違えたら大変だと思うと緊張して……作図も慎重に慎重に進めていったのを覚えています。ものすごく責任を感じました。

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三﨑 : 確かに社員1人ひとりが会社の代表なんだよね。自分一人で一つの仕事をやり遂げた頃にそういう自覚が出てくるのかもしれない。自分は営業に入って2、3年目、初めて一つの物件を最初から最後まで担当して無事に竣工を見届けた時。お金の検討や金額交渉、見積提出、現場にも何度も確認に行って……大変だったけど少し自信もついたし、そこから違う仕事に結び付いていくようになった気がします。

小栁 : 僕の場合、印象的な仕事といえば4年前、菱熱の本社ビルの空調の更新を任せてもらった時ですね。国の補助金を使って行う省エネビル「ZEB」の計画でした。国の補助金を活用する上で国の執行団体とのやりとりや社内の取り回しなども実働としてやらせてもらって。竣工後の管理面の業務も社内外含めて取りまとめを行い、折衝の仕方も勉強になりました。仕事って経験を積むほど次に挑戦したくなりません? みなさんの目標も聞いてみたいな。

松尾 : 工事部は社内でも売上の要となる部門だから、若手を引っ張る世代として収益を確保できる人材を育てたい。少ない人数でも現場対応できるよう一人ひとりのスキルアップを目指さないとね。個人的な目標でいえば、今は空調・給排水の業種がメインだけど、建築、電気など他業種の知識もプラスアルファで蓄えながら、オールラウンドプレイヤーになりたいと思ってる。

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野村 : オールラウンダー、いいですね!うちの部門の目標は職人さんも現場担当者も、誰が見ても分かりやすい図面を追求することですね。個人としては、とにかく育児と仕事の両立をがんばりたいな。

小栁 : プライベートと仕事の両立は大事にしたいよね。僕も育休制度も活かしながら、仕事では成長し、プライベートも充実させることが目標。環境ソリューション部としては、世界的なカーボンニュートラルに貢献し、省エネ対策を加速させていくような部署へと押し上げたい。

三﨑 : 本社の営業は計画数字の目標が高いので、戦力の柱となれるよう生産性や業務の向上を意識して、質の高い仕事をしていければ。あと、どの部門も忙しいと思うから、設計や工事の知識をもっと深めて、私一人でもある程度お客さまと会話できるようになったら他の部門にも貢献できるかなと。

八木 : おぉ、すばらしい!うちの部門の目標は、20代の若手社員への技術継承ですね。私はずっとサービスにいましたが、途中3年間は設計の勉強もさせてもらったんです。若い頃にそういう知識を学ぶことも必要だと、今改めて感じています。個人的には消防設備士など特殊な知識を蓄えて、より安全面にも配慮した提案ができるような力を身につけたいですね。

菱熱には働き方も、挑戦も、社員の数だけある。
そして、課題はみんなで乗り越えていく。

ー 最後に、就職活動中の学生さんに
  メッセージをお願いします!

小栁 : 3Kから新3Kへ、今、建設業は大きく変わろうとしています。菱熱も働き方改革に取り組み、社員の声を活かしながら魅力ある会社づくりを進めています。何よりも、自分が携わった建物が完成した時の喜びは大きい。省エネのビルを建てることでCO₂の削減や環境保全にも貢献できます。環境を守るという面から建設業に携わりたい方も、菱熱は大歓迎です。

八木 : うちの会社は設計、施工、メンテナンス……と、いろんな働き方があります。その中で自分が工具を持って作業したい、身体を動かして作業したい、そういう想いがある方はぜひうちに来ていただければ。自分にあった仕事が必ず見つかりますよ。

野村 : 菱熱は新しい技術を取り入れるのも早い会社です。新しい技術に興味がある方、新しいものが好きな方は楽しく働けるんじゃないかな。女性社員も増えていますし、女性ならではの視点も活かせる仕事です。一緒に勉強しながら伸びていける方と出会いたいですね。

松尾 : 建物をつくる達成感と、完成した建物をお客さまに引き渡した時にいただく「ありがとう」の一言。この喜びを私たちと共感したい方、ぜひ一緒に現場をがんばりましょう! じゃあ三﨑さん、最後の締めをお願いします(笑)。

三﨑 : じゃあ、最後に。自分も若い頃、仕事でいろんな無理難題にぶつかって、「こんなのできるかぁ!」と投げ出したくなることがありました。でも、この会社って上司や同僚に相談すればアドバイスをくれるし、かならず誰かが助け舟を出してくれる温かい会社なんです。みんなでカバーして成長していけるところが大きなアピールポイント。安心して門をたたいてください。

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